【IPO考察】9562 ビジネスコーチ 東証G

10月20日(木)に9562ビジネスコーチが東証グロース市場に上場いたします。

IPOのため当面株価は需給で決まりますが、

決算内容など踏まえて、自分なりに考察してみます。

数字の考察というより、定性面の部分を書いてみます。

よろしければ96ut様も参考にしていただけますと幸いです。



【ビジネスモデル】

同社HP

・業界は「研修教育」「コンサルタント」に属する。

・コンテンツはコーチングに特化。

→研修業界では様々なコンテンツを保有し、研修教育を提案する会社が多い。

→業界では「コーチング」特化のため、珍しい業態。

・特に昨今の働き方が大きく変わった職場環境においてはコミュニケーションが大事とされており、

 「1on1」法(1対1の面談)を通じた上司部下の関係づくりが各企業で流行しております。

・コンテンツは教育研修の方向性に合致しているので今後も堅調な展開になると予想されます。

【弱み】

(実際に取材したわけではない私の主観です)

・「コーチング」自体は一般用語で、同社の専売ではないこと。

→「コーチング」で検索をかけると他の研修会社もたくさん出てきたり、

 様々な研修会社、講師の方が「コーチング」で研修やコンサルを行われております。

・HPを拝見させていただく限りですが、

 専業で展開されているだけあって、

 研修だけでなくその後のアフターフォローで差別化を図られていると感じました。

 ※このあたりはIRに問い合わせできればしてみたいです。

【同業他社】

ちょうど「リスキリング銘柄」でまとめておりましたので

こちらが参考になるかと思います。

【今後の業績について】

■おそらく堅調な展開が予想されます。

理由としましては

・同業他社の業況が堅調に推移していること。

・研修業界はコロナの影響を受け、19年、20年は売上を落としている会社が多い中、

 同社は18年以降、売上のトップラインを崩していない。

 →需要減退期に売上確保できる販路、商品を持っていると推測できますので、

  市場が好調な時はしっかり売上を作れると思います。

■研修の現場で仕事をさせていただくことが多いのですが、

 需要が完全に戻っております。

 今年の業績はコロナ前と同じぐらいの肌感覚です。

【過去業績】

22年9月 売上1,130M 経利215M 売上高経常利益率 約19%

※同業のアルー(時価総額24億)は約7%

【インするなら…】

時価総額ラインを意識したトレードをする。

・ロックアップがきつい

・株数が少ない

ので、40億円ぐらいまでは狙えると予想。

(時価総額)

発行株数 1,104千株

20億円 1,811円

30億円 2,717円

40億円 3,622円